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沖縄日記~マラソン編~

1週間から経ちましたが、沖縄旅行記を書きます。

12月2日から6日までビューティーNねぇさんとNねぇさんの仕事仲間及びその人周辺の人々というメンバーで沖縄へ行ってきました。

まず何故このようなメンバーかというと、Nねぇさんが仕事を手伝っている方が昨年那覇マラソンに出てマラソンにはまったらしく、「今年も那覇マラソンに行く」というその人の意思がそもそも旅行の発端。マラソンエントリー料金/宿泊代/飛行機代をセットにして割と安く手配できるということで、Nねぇさんが夏の終わりに青猫にもお誘いをかけてくれたのです。
具体的にはNねぇさん、Nねぇさんが仕事を一緒にしているMさん、Mさんの旦那さん、Mさんのお姉さん、Mさんの妹さん、その彼氏、というメンバー。

行きの飛行機は同じ時刻の便で席が取れなかったので、あたしとNねぇさんは1本遅らせて沖縄入りしました。


昼過ぎに那覇空港到着。ゆいレールに乗りホテルの最寄り駅で降り、先ずはチェックイン。
チェックインの際、不可思議なことをフロントのねぇちゃんに提案される。
「本日那覇マラソンの関係でお客様が多くいらっしゃってお部屋がご用意できないことが御座います。よろしければすぐ近くのホテルにご案内いたしますので、そちらへの宿泊をご検討願えないでしょうか。」
といった内容でした。
意味が分かりません。こちとら飛び込みの客ではなく、きちんと予約を取ってる客なのだ。何故にチェックインの時点で「他のホテルに移れ」等と言われなくちゃならんのだ?まさかオーバーブッキングか??マラソンに便乗して??
他にも一緒に泊まる人がいるからということを話し、予約している人の名前を確認され、そのホテルにチェックインしていることを調べてもらって「ではこちらでかまいません」的なことを言われ、なんとなく腑に落ちないも、先に到着してあたしたちが来ることを待っているMさんらのところへ急ぐべくタクシー(初乗り450円!!!安っ!!)に乗り公設市場へ向かいます。

Mさんらと公設市場でお昼ご飯です。市場の2階が食堂になっているのです。
「ここでいっか」と決めたお店の店主(中国人)が次長課長の河本にあまりにそっくりで一同見とれる。
「・・・河本いるよね?今の河本だよね?」
ホントに似ていた。背格好、顔のみならず、声まで似ていた。
「なんでメニューにタン麺がないの?」
「あったら絶対注文するのに。」
「で、“お前に食わせるタン麺はねぇっ!!”って言ってもらいたいよねー」
と、ひたすら河本店長の話題で盛り上がった。

河本店長は中国人なので中華料理と沖縄料理をだすお店でした。料理はなかなか美味しかった。初めて食べた沖縄そばは、出汁がかつおだからか、トッピングに紅しょうががあるからか、あたしの中では完全にお好み焼きな味でした。


たらふく食べた後はMさんたちとはいったん別れ、Nねぇさんと市場やアーケード街をうろうろ。
そしたら今度はパパイヤ鈴木と出会いました。
そっくりさんです。
普通にお店を出していました。地元のテレビCMに出ているタレントさんだそうです。でも店番を普通にしていました。
「・・・えーと、パパイヤ鈴木・・・?」と訊くと、
「パパイヤマンゴー鈴木です♪」とノリのいいお兄さんでした。
市場の人たちの客の呼び込みが半端じゃなかった。ガンガン試食させてくるんです。試食しまくれると思います。絶対買わねーというある種の傲慢さがあればお腹が満たされると思います。


その後運動公園に行き翌日のマラソンのたのエントリーを済ませます。Tシャツとゼッケンを貰いました。帰り道で、マラソンコースのどこそこにカメラマンが構えてて、そのポイントでいかに集団から抜け出して一人で走れるか、その時にどれだけ笑顔が作れるか、楽しそうに出来るかが大事だよね、と、すごい意気込みを話すおばさんを見ました。いろんな人がいます。

その後Mさんたちと合流し沖縄料理のお店で夕飯。
まぁまぁうまい。
青猫、沖縄に来るのが初めてなら沖縄料理も初めてでした。『美味しんぼ』で見て以来ずっと食べたいと思っていた豆腐ようを注文するも、古酒に浸して作る豆腐よう、下戸のあたしにはただの酒だった・・・。『美味しんぼ』で栗田さんが言っていた「チーズのような」芳醇さ濃厚さはよく解らなかった。

夕飯を終えて皆でホテルに戻る。翌日に備えてすぐ寝るのかなーと思っていたが(なんせあたしとNねぇさん以外みんな本気だから)、ホテルで2次会。日付けが変わるまでぎゃーぎゃー騒いだ。



翌朝6時台に起床。7時にご飯(ホテルのバイキング)を食べる。部屋に戻ってマラソンの身支度。本気で走る気の一切なかった青猫は、ズボンも運動仕様のものがない。Mさんがもっていたスウェットを貸してくれる。
テレビで始まったマラソンの中継を見ながら「そろそろ行こうか」と8時40分頃ホテルを出発。
スタート地点とホテルは目と鼻の先なのでギリギリまでゆっくりしていました。
スタート地点にいた知花くららにみんな釘付け。
「スゲー可愛い!!スゲー可愛い!!」
くららの前でくらら渋滞発生。
マラソンは9時にスタート。
しかし実はあたしはこの日、9時に、どうしてもやりたいことがあった。それは帰省のバスチケットの予約。年末年始は争奪戦が激しいので、予約開始の9時にどうしても電話がかけたかったのです。ちなみにあたしが帰省する際に利用するバス会社は、1ヶ月前からでないと予約を受け付けてくれません。12月3日午前9時、1月3日に東京に戻りたいあたしにとっては、勝負の時でした。
スタートを切ってから携帯電話を手に走るあたし。かけてもかけてもバス会社には繋がりません。もうずっとツーツー状態。マラソンより1ヵ月後が大事。つーか、何で走ってんの!?あたし!!

ここは一端電話は諦め、とりあえず適当なところまで走ることに思考をシフトチェンジ。Nねぇさんに合わせて非常にゆっくりしたペースで走ります。
遠藤の声援がすごい。びっしり人が詰め掛けています。これでは適当なところでわき道にそれてリタイアできないではないか。
昨晩の“2次会”でMさんの妹さんが言っていた「大丈夫、走れないと思っても流れで5キロまでは絶対走っちゃうから」の意味がよく解った。ジョガー(ランナーではなく那覇マラソンの参加者はジョガーと呼ばれています。ジョギング、ジョガーね。)は山のようにいるし、沿道には人が詰め掛けてすごい声援を送っている。ここでゼッケンをつけた人間が「やーめた」などと言ったらどうだろう、非国民扱いだ、絶対そうなるに違いない。走らざるを得ない。5キロまでは走るしかない。
どんどん“まったり市内観光”の予定が遠のいていきます。
なんで走ってるんだ!?あたし。

非常にゆったりしたペースだったので疲れることも息切れすることもなく、無駄口を叩きながら5キロ地点まで来ました。最初の給水ポイントでもある5キロ地点。ここで一端小休憩。
何故ならバス会社に電話したいから!!!!あとでNねぇさんが「あんまり必死に電話しとるけぇ近寄れんかった」と言っていた。マラソン大会で鬼気迫りながら電話をかける女が一人。
そして奇跡が起きました。リダイヤルリダイヤルをひたすら繰り返して、繋がったのです。そうして無事予約を取ることが出来たのです。
もうこれで爆弾を抱えて走る必要もなくなりました。一瞬、走ることにやる気が出てきました。
Nねぇさんともう少し走ろうよ、と再びスタートを切りました。

ところがすぐに熱は冷めてしまいました。
なんだろう、この起伏の無さ。コースは緩やかに上り下りがあって、なかなかしんどいです。そういう起伏じゃなくてね、マラソンって要はひたすら走るわけだがん。走るのってそんな楽しいか?
やばい・・・もう全然楽しくない。つーか走るの、飽きてきた・・・

「Nさーん・・・もうそろそろよくないですか?5キロも走ったんですよ?あたし走るの飽きてきたよ。」
「えー?もうちょっと行こうよー」

意外にもヤル気を見せるNさんに引きずられるまま歩いちゃあ走り、また歩いては走るというペースで、なんと10キロまで来てしまったのです。まぁ交通規制かかっててリタイアしてもタクシーをどこで拾ったらいいのか分からなくて、それならとりあえずいっそのこと10キロまで行くかってことになってしまったのです。選手をチェックするチップもリタイアの際に返還しなければならなかったし。

10キロ地点で、さすがにもういいだろう、なんの準備もなしによくここまでやったよ、と言い聞かせ、リタイアした人を拾うバスが来るのを待ち、青猫の那覇マラソンは終わりました。

っていうか、マジ走る気無かったんだけど・・・観光の予定だったんだけど・・・

バスはゴール地点の運動公園に到着し、あたしとNねぇさんは「足痛ってーーーー」と言いながら屋台を物色し、昼ご飯を食べました。そしてホテルに戻りました。

運動会の後のような埃っぽく汗臭い身体を早いとこきれいにしたくて、疲れた身体に鞭打ってすぐにシャワーを浴びました。髪もきれいに洗ってさっぱりすっきり。
Nねぇさんがシャワーを浴びている間に暇だなーと化粧をする。そして疲れてるけどやっぱりどっか行きたい!

Nねぇさんがゲルマニウム温浴とかどう?と言うので行こう!となったのですが、問い合わせてみたら改装工事中で行けない・・・。だけどMさんたちとの夕食の時間までまだ余裕があるし・・・ならお茶しに行こう!と、とりあえず国際通り(那覇市内の通り。お店がいっぱいあって繁華街)に出ることにしました。

うろうろしながら良さげなカフェを探します。国際通りからわき道に入り適当に歩いていると店先に木々や様々な植物が植わったなかなか雰囲気のあるカフェを発見。時間もあまりないしそのお店に決めて入りました。
店の中もかなり素敵で、アジアンチックなこげ茶色を基本とした柱や家具、手作り感のあるインテリアがお洒落ながらも落ち着いて、温かみのある空気を作り出しています。靴を脱いで上がるのも、おうちに居るみたいにくつろげます。ここでチョコレートブラウニーとホットミルクを頂きました。


夕飯は店は違えど昨晩と同じく沖縄料理。
しかし昨晩とは打って変わってめちゃめちゃ美味しい!!!
昨日のアレはなんだったんだ!?と思わせるくらい、美味しかった。
豚、最高。
ただMさんたちも馴染みの飲み屋さんの常連さんたちが一緒にマラソンに参加していて、その人たちが合流したので人数が一気に膨れ上がり、22、3人いました。元々人見知りだし、初対面の人と同じテーブル囲んで気を遣いながらの食事は、あまり食べられなかった・・・でも美味しかった。

その後またしてもホテルの部屋で“2次会”。
こうしてマラソンの夜は更けてゆきました。


ちなみに今回のマラソン参加者の完走率は78%だったそうです。
フルマラソンだよ!?
みんな本気だったのね・・・
10キロで止めたあたしらって相当な負け組・・・
by coffee-cigarette | 2006-12-13 05:03
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